ミーハー女子大生

シェフ 三ツ星フードトラック始めましたのミーハー女子大生のレビュー・感想・評価

3.3
LAのレストランで働く有名シェフであるキャスパー(ファヴロー)がある日、著名料理評論家が店を訪れるというので、クリエイティブな新しい料理を準備していると、店のオーナー(ダスティン・ホフマン)から、ここは私の店なんだから今まで通りの万人にうけるメニューでやりなさい、と強要される。
結果、惨憺たる批評を書かれ、憤慨して、はじめたばかりのTwitterで、評論家に明日もう一度店にくるようにと挑むと、それが大勢の人に拡散されて、店は予約でいっぱいに。

それを知ったオーナーが別のメニューをだすならクビだ、と脅すので、キャスパーはそのまま店をやめてしまうけれど、事情を知らない評論家はいわれたとおりにやって来て、全く同じメニューを店から出されたことに失望し、さらにひどいレビューをネットにアップしてしまう。
それを家で読んだキャスパーは頭にきて、店にやってきて評論家に掴みかかり、その映像が店の客たちのスマホからネットにながれ、彼の料理人としての将来は台無しに。

と、このような始まりで、ここでキャスパーが料理評論家を唸らす素晴らしいメニューを作ってめでたしめでたし、というなら「レミーの美味しいレストラン」と変わりないのですが、彼が離婚した妻の勧めでキューバー風サンドイッチの移動屋台を始めることにして、あまりかまってやれなかった息子とともにフードトラックでアメリカを横断するロードムービーになるところが面白い。

キューバのかっこいい音楽が流れる中、作る食べ物の美味しそうなこと。
本当にお腹すいちゃうし、自分でも作ってみたくなります。

そしてなんといってもこの息子役の子が最高なんです。
スィートで自然でブレイク間違いなし!
10歳の息子の方が上手な利用方法をしっているソーシャルネットワークで、お父さんの仕事を助けたりして、彼も立派なパートナーとして重要な役割を果たします。この父と息子の物語もいいです。

ダスティン・ホフマン、ロバート・ダウニーJr.、スカーレット・ヨハンソンという大物を脇役につかえちゃうところは、さすがファヴロー監督、と思いますが、彼らもそれぞれの役で本当に際立っています。

キャスパーの前妻役のソフィア・ヴェルガラはこんなグラマーで美しいお母さんってアリ?って思うほどセクシーだし、仲間のシェフ、ジョン・レグイザモもいい味だしてます。

ストーリー 4
演出 3
音楽 3
印象 3
独創性 3
関心度 4
総合 3.3