魁人

百円の恋の魁人のレビュー・感想・評価

百円の恋(2014年製作の映画)
4.7
振りかぶったパンチが当たってもその一撃で倒せるくらい人生は甘くなくて
でもその当たるまでの経た道に意味があり、物語があり密度があるんだなあ
素敵な話


安藤サクラすごい



2020.2.19 追記
クリープ聴いてもっかい見た

やっぱりあの燃えて燃えて燃えてたのにリングに立つと全然ステップはおろか呼吸もままならないで、殴られブレイクしては殴られまたブレイクして、足はフラフラでパンチも空振りでどうしようもなくて、けどそんな様子は見ていてイライラしたりガッカリするものではなくて何か心打たれる渇望がそこにはあって、
そして最後のシーンでは勝ちたかったと泣きじゃくる。
何に勝とうとしたのかは様々な答えがあると思うけど、とにかく勝つことへのどうにもならない渇きはこれだけ人のストーリーを作るということに改めて気づかされたし、勝てなかった人も誰かの勝ちに対して心を燃やして声を張り上げることができる
この勝ちへの炎の魅力魅惑をこの映画で見せられた
ちゃんとやれよ!ってスポーツ見ながら叫ぶおじさんに対する見方が変わりそう


安藤サクラはすごい。
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