爆破実験成功で、みんなが笑顔で喜んでいるシーンがとても気持ち悪くて、強い不快感と、理解不可能であることに前頭葉が重くなるような、とにかく気持ち悪かった
それが愛国心が故の罪ならば、愛国心こそが粗悪の根源になるのかも知れなくて、となると日本という国名が出てきたことで吐き気を催すこの僕の動きだって悪しき愛国心なのかもしれなくて
なぜならそれが自国でもなく友達もいない国であればここまで気持ち悪さを覚えられるかは懐疑的
なんなんだろうな
なんで爆弾を投下しなくちゃならなかったんだろうな
なんで日本は降伏しなかったんだろうな
またはなんで日本への説明と和解にこだわれなかったんだろうな
万とかキロとかトンとか色んな単位が出てきても、「人」という単位のインパクトは決して超えることがなくて、それが22百万人ってもうよくわからないくらいなもので
それが大学、学ぶ場所、他に誰の生徒も受けていない講義に足を運ぶような純粋な知的好奇心、とても美しいものが集まる場所で膨らんで行って、なんでその結果になるんだろう
ヒトラーも民族への愛だし、すべて所属するコミュニティへの愛が説明になっていて、それがなんでこういう結果になるんだろう
俺だって日本が好きで、その僕たちの平穏を崩す海外の方の様子を目にするとどうしても覚えてしまう不快感や、日本的な空間でああ素敵な文化だな日本好きだなと思ってしまうシーンもあって、でもそれの延長線上には何があるか
俺だって知的好奇心はあって、研究したいこと学びたいことがあって、この世界に表現してみたいことがあって、でもその延長線上には何があるか
なんかそういう絶望感
不快感
気持ち悪さ
自分の中で湧き起こるそういう美しいはずの美しいと評価していたものが、最悪なものと評価されてしまうかもしれないことへの危機感と、そのあたりの認識についての急激な変化による耳鳴り、吐き気
素敵なものじゃないのかな
