らんらん

愛を積むひとのらんらんのレビュー・感想・評価

愛を積むひと(2015年製作の映画)
4.0
海外の小説が原作の人間ドラマ、感動、交流もの
出演者、佐藤浩市、樋口可南子、北川景子、野村周平、杉咲花、柄本明など

【内容】
前半
自然豊かな北海道は旭川に移り住んだばかりの夫婦(佐藤浩市、樋口可南子)は家の周りに石塀を作ることにしました
その過程でお手伝いの野村周平、その彼女の杉咲花と交流が生まれるのですが、石塀の完成を待たずして樋口可南子は持病に倒れて亡くなってしまう

後半
一人残された佐藤浩市は閉じこもり気味であったが、樋口可南子が残した手紙を読んだことで石塀を完成させることを決意する

そして
野村周平と杉咲花カップルの妊娠問題、佐藤浩市と疎遠だった一人娘北川景子との確執問題
なんかを絡めながらクライマックスへ、、、

・登場人物
あっちゃん(佐藤浩市)
蒲田の工場で社長をしていたが経営難から全て処分して夫婦で北海道へ移住し隠居暮らしをする、無愛想&ぐうたら親父で奥さんがいないと何も出来ないタイプ、夫婦仲は良好(というかラブラブ)
良子(樋口可南子)
夫とは違って明るく社交的な性格、以前から心臓が弱く実は病状が悪化し余命僅かなのだが内緒にしている
毎年誕生日にもらう一粒の真珠をネックレスにして大切にしているのだが、、、
聡子(北川景子)
夫婦の一人娘で東京暮らし、過去に泥沼不倫事件を起こしたらしく勘当状態にある

トオル(野村周平)
石塀建設のバイトとして夫婦の家に通ってくる青年
ほとんど喋らない無愛想なキャラだが可愛い彼女持ち
実は中学時代からワルだったらしく、そのせいでやらかしてしまう
サエ(杉咲花)
トオルの彼女で現役JK、トオルとは中学時代の同級生、明るく社交的な性格
サエの両親(柄本明、吉田羊)
柄本明は義父であるが娘との関係は良好
吉田羊はヒステリックな母親、というか出番が少ないのでヒステリックなシーンしかない

【感想】
主演が佐藤浩市と樋口可南子?地味だなーって思ってあまり気が進まないところもあったんだけど、
助演に北川景子、野村周平、杉咲花の名前を見つけて、そっち目的で見てみることに

ってことであまり期待してなかったんだけどいい映画だった
ストーリーも良かったし、出演者もみんな良かった

・良かったところ
終盤の北川景子がネックレスを見つけるシーン、あそこの手紙がやばい、あんなの泣いちゃう
この映画の北川景子良かったなー、前半は出番なしで後半もそんなに出番は多くないんだけど印象に残るいい演技していた

そして杉咲花もめちゃくちゃ良かった、こんなにかわいかった?って思ったもん
表情が豊かで声もかわいらしい、そして演技も上手い、やばいでしょ

あとは野村周平も良かったなー、この人の出演者あまり見てきてないのもあるだろうけど役の幅が広いと思う
なんか見るたびにいつも違うキャラクター、こういう役が野村周平っぽいってのがまだわかんないもん

・まとめ
見終わった後原作が海外小説だと知って、なんか納得するところもあった
ああいう夫婦関係もそうだし、そもそも石塀ってのも日本っぽくない気がするもん
でも舞台を北海道に持ってきたってのが上手いと思う、北海道ならありそうって思えちゃう
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