もじゃ太郎

突破口!のもじゃ太郎のレビュー・感想・評価

突破口!(1973年製作の映画)
4.4
久しぶりに映画を観た。しかも面白すぎて2回観てしまった。

分かりやすい演出、丁寧に張られる伏線と巧みな展開、緩急の作り方がとても上手で緊迫感があった。

冒頭の穏やかな牧場の朝、無邪気にブランコではしゃぐ子ども。そこに不穏な音楽とともに登場する怪しい車。なんと銀行強盗だった。
強盗をやる過程での会話の中に少しずつ散りばめられる自然な会話の伏線。ただ、アウトラインは決して語られない。なんて無駄のないプロットだろうか。緊迫感が生まれるのはそのせいもあったかもしれない。