メモ魔

はじまりのうたのメモ魔のレビュー・感想・評価

はじまりのうた(2013年製作の映画)
4.0
はじまりのうた

音楽を儲けの道具として使うか。
音楽を大衆の目を集める為の広告として使うか
音楽を、、自分の気持ちを表現する為に使うか。
目的はどうあれ、聞く人の心を動かしたならその音楽には価値が生まれる。人は音楽を作る時、その価値を見出そうと躍起になる。
この映画は、その価値を放り投げてでも、音楽には自己表現としての魅力と価値があることを、他人からの評価より大きな軸があることを教えてくれる。

以下映画見てる時に思ったことのメモ

音楽が組み上がって行くこの瞬間がたまらなく良い。何かが動き出してる気がする。

途中に出てくるこの豪邸。俺の目指す所。
生きがいの先にこの生活があるなら、他をなんでも捨てて良い

0からでも、マイナスからでも、生まれるべくしてと信じる者が1人でもいれば、こうして夢は形になる。

音楽に生きる人ってかっこいい、、
音楽で心を動かすんじゃなくて、外に出たいってうずうずしてる自分の気持ちをどうにか形にしようとして、それが音階になって広がって行くのが良い。

その人の聴いてきた曲を聞けば、その人について理解が深まる。いいな。試してみたい。

やりたいことに全力を注いで、それを共有する仲間がいて、その誰もが互いの全力をぶつけ合う瞬間。音楽ってこれが見える形になるからたまらなく好きだ。

音楽を儲けの道具として使うか。
音楽を大衆の目を集める為の広告として使うか
音楽を、、自分の気持ちを表現する為に使うか。
目的はどうあれ、聞く人の心を動かしたならその音楽には価値が生まれる。人は音楽を作る時、その価値を見出そうと躍起になる。
この映画は、その価値を放り投げてでも、音楽には自己表現としての魅力と価値があることを、他人からの評価より大きな軸があることを教えてくれる。

良い映画だった。
這い上がる心の躍動が形になって行く過程をみるのはいつだって心躍る。音楽はこれだから良い。

総評
4.0点
細かく言うと3.9点寄りの4.0点。
心を動かす何かはあった。ただしこう、なんて言うか、監督の伝えたい想いに一本の筋を見つけることができなかった。批判する気は毛頭無いし、とても完成度の高い映画だと思うが、悪く言うと【人の人生の1ページをただ切り取った】
そう見えてしまった。
メモ魔

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