このレビューはネタバレを含みます
今のこの若さでこの映画を観れたことは、良かったと思う。
台詞、表現、視点など色々と真っ直ぐ影響を受けた。
登場人物たちが死に最も近いとき、画面全体もしくは人の姿が暗くなる演出が印象的だった。
そして何だろう、あの蒼井優の存在感。
愛し合ってるのに、心の奥底はもう通い合うことがないと痛感してしまう、微妙な沈黙がほんとに切なかった。
「痛いんだ、空も風も、痛いよ」
2人は1番キレイな別れ方をしたと私は思う。
離れなきゃいけないってわかってても、離れたくないって伝えたい。実際ちゃんと離れることができるから、女は。それを深津絵里が全身で語っていた。