Kuri

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)のKuriのレビュー・感想・評価

3.7
これも飛行機で。
今回は寝る暇がない充実のフライト、時差ぼけも少ないし。

原題も邦題も意味ありげなように
映画自体も意味ありげな構成。

全編"ワンカット"風に撮られているのは、舞台を題材にした映画であり、劇場の中で/周辺での出来事から離れない物語であることを表すために用いられた手法だと思いますが、
"ワンカット"という言葉から連想されるようなシンプルな構成ではなくて、登場人物が劇場の中で/周辺で活発に動いている後をリズミカルに次々に追っ掛けていきます。

映画全体の印象としては"マグノリア"や"8 1/2"にも通じる、監督の自意識が匂い立つほど強く刻み込まれた、青春時代に観たら"人生の一本"になってしまいそうな、
あんなヤツです。

自分には、
ちょっと入り込みきれない部分もありましたが
映画館で観直すのが楽しみな作品です。
Kuri

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