カンパッチー

パロアルト・ストーリーのカンパッチーのレビュー・感想・評価

パロアルト・ストーリー(2013年製作の映画)
3.7
コッポラ一族の作品らしいカメラワークと女の子の撮り方、音楽、そしてエマ・ロバーツの魅力もさることながら、青春のもどかしいどうしようもなさがでていて、ひたすらエモいという言葉しか出てこない作品です。

なにか大きな事件が起きるわけでもなく、解決してくれる大人がでてきてくれたり最後に彼らの悩みが解消されたりするわけもなく、大人も子供たちも自分勝手で時間はゆるやかに確実に流れていくというもどかしい青春がめちゃめちゃよかったです。フレッドの危うさにハラハラしました。

ひたすらジェームズ・フランコはいやらしいというか自分勝手を体現したような大人だけど、こんなコーチでシングルファーザーいたら惹かれるわ!って感じのズルい笑顔でした。