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記憶探偵と鍵のかかった少女のfishmuttonのレビュー・感想・評価

2.4
もうひとつって感じ。
主人公、病み上がりにしても冷静さに欠いて翻弄されすぎ。脇が甘い。ガバガバ。
序盤から「結局アナが黒か白かってことだろ?」ってなって、オチはまあそうでしょうねってなった。

全体的にざっくりした作りだと思った。
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ジョン・ワシントン:記憶探偵。他人に記憶を追体験させ、それを観測する者。妻を亡くし、療養していた。職場復帰第一弾がアナの案件。アナはハンスト中とのことで、ジョンは原因となる心理的要因を明らかにし食事を食べさせるよう依頼された。
アナ:自宅に軟禁されている少女。非常に高いIQを持つ。自傷歴あり。過去にも多くの問題を起こしている。
アナの母:娘を施設に入れるのには反対している。資産家。アナの妊娠中に夫が死に、現在の夫と再婚。断酒会に通ってる。
アナの継父:才能あふれる娘を「呪われた」と表現する男。手に負えないアナを精神療養施設に入れたい。

ジョン→真実を知りたい、ズブズブ深みにはまる。
アナ→とにかくこの家から脱出して自由になりたい。
アナの母→外聞悪いから娘は施設に入れたくない。自己愛の塊のような人。
アナの継父→妻の財産を自由に使うのに、賢い娘は邪魔。なんとか厄介払いしたい。娘の存命中は後見人として財産管理ができるから。

こういうことなんですかね。
アナは手持ちの現金はどのくらいあるのか、逃げて生活できるのか気になる。賢いから何とかできるのかしら。

なんだかなーという話であった。
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