前作に引き続き性に振り回されるジョー。
今作は振り回されすらせず、性に見放されてしまう。"何も感じない"のである。
引き続き感想に困る作品だが、一つ言えるのは前作より好きじゃないということ
何も感じなくなったジョーがSMの世界にどっぷり浸かる展開は正直微妙に感じた
前作は何をしても満たされない感覚を内面的に描けていたのに
それに対し、何も感じなくなった解決方法が結構表面的に思えた。
ただ役者の演技の良さは健在で今作ではクリスチャンスレーターが良かった。
作品全体の雰囲気もこれまたセンスの塊を感じる物で、この人の手に渡ってよかったなと思える出来ではあった。
しかしオチがやはりパンチのあるものでこの監督はやはりとことんやるんだなということも痛感させられる作品だった
たまにはハッピーエンドになる映画を作ってみてはいかがだろうか。
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[この映画のBest俳優]
クリスチャンスレーター
[脚本面]☆☆
[映像面]☆☆☆
[ストーリー性]☆☆
[オススメ度]☆☆