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もしも君に恋したら。のtmcてむしーのレビュー・感想・評価

もしも君に恋したら。(2013年製作の映画)
4.1
ゾーイ・カザンは赤髪の方が可愛いと思うんだ〜〜
あとダニエル・ラドクリフは「落ちぶれた男」役が何気に似合う
二人の瞳と演出が綺麗で観入ってしまう作品

ストーリー
彼女の浮気により失恋したウォレス(ダニエル・ラドクリフ)は仕事以外は引きこもっていた。
大学時代のルームメイトのホームパーティに呼ばれ渋々出向くと、アニメーターのシャントリー(ゾーイ・カザン)に出会う。
シャントリーには5年付き合って同棲中の彼氏がいるが、ウォレスは密かに彼女を想い続ける。

1時間半ほどでサラッと鑑賞でき、ストーリーも単純かつ綺麗に収まっている。
映画の雰囲気はゾーイ・カザンが今まで出たものに似ている。オシャレで切なくてちょっとキュンとする、救いありのラブストーリー。
ダニエル・ラドクリフは今まで見てきた映画の中で一番ハマリ役でした。
ダニエルは背が低いので女の子と並ぶとそこが気になるかな?と思ったんですが、うまーくカメラワークで乗り切っていた感じですね。(でもやっぱり男性陣の中にいるとちっちゃ!と思いますw)

実の両親が浮気で離婚、自身も相手の浮気で失恋しているウォレスは、愛に対して投げやりになって居る。
でも、自分が好きになった女の子には彼氏がいる。浮気はさせたくないけど、好きだから近くにいたい。
なのでとても仲良しな友達として一緒にいることを選ぶ。
友達は「奪っちゃえ」と言うし、「愛はそんなに綺麗なものじゃない」と言うけど、ウォレスは綺麗な愛が良いから
いつか別れてくれないかなあと思いながら時間を共有していく。
一緒にいるうちに、お互いに惹かれあっていく。(そして遠距離になったことがきっかけで、微妙にうまくいかないシャントリーと恋人)

終盤でウォレスは「気持ちを伝えるか、このまま忘れられる友達のままでいるか?」
シャントリーは「ちょっと強引な恋人か、包み込むようなウォレスか?」を迫られます。
ダニエルは必死になる姿が素敵だよね、ハリーの印象もあるのかも知れないけど、""一途かつ誠実""というところでは役者的なイメージが満点に近い。
気持ちを伝えに行ったウォレスに、「恋人に誤解された!友達だと思っていたのに下心があったなんて!」とキレるシャントリーも可愛いですが、
ウォレスはシャントリーを宥めるのがすごくうまい…

こんなに想われているのって、幸せだろうな…(*´エ`*)