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グラスホッパーのtottsunのレビュー・感想・評価

グラスホッパー(2015年製作の映画)
2.0
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「グラスホッパー」
恋人を殺害した犯人へのリベンジを誓った鈴木(生田斗真)は、教職を辞め裏社会の組織に潜入しその機会をうかがっていた。絶好の機会が訪れた矢先、押し屋と呼ばれる殺し屋の仕業で犯人が目前であっけなく死んでしまう。正体を探るため鈴木が押し屋の後を追う一方、特殊な力で標的を自殺に追い込む殺し屋・鯨(浅野忠信)は、ある任務を終えたとき、殺人現場を目撃し…
図書館で借りた「グラスホッパー」を読み終えたので鑑賞しました。
評価は低いけど、見るなら今だしとりあえず…って思ったけど…
「ちょっと待ったー!!」って叫びたくなるような出来だった。
スタンスは伊坂幸太郎作品のキャラの設定?名前だけ借りたような作品で全然、全くって言って良いほどの別物。
あまりのつまんなさに1.4倍速しつつ、のながら見で途中から見てしまった。
これ、原作読んだ人間からすると、なぜそこだけ切り取った?って感じだし、原作読んだことない人には「面白かった?理解できました?」と問いたい。
それくらい材料揃えるだけ、高級な新鮮な良い食材揃えたけど(設定と役者)出来上がったのが焦げまくりの見た目も悪いし、味も超薄くて美味しくもないご飯ができちゃった。
みたいな感じだった。
改善点を見出すために改めて考えるとそもそもこの小説は映画との相性があまり良く無かったのかな…
だとしても、もうちょっとどうにかなったでしょ。と思わずにはいられない。
鯨の死人が見えるってのとか、
なぜ彼が精算したいって思ってるのかとか、鈴木と令嬢との関わり方とかブレブレすぎてモヤモヤもいいところよ。本当。
最後の最後もあんな薄っぺらい語りで良いのか?
なぜ蝉と鯨は鈴木を追うようになったのかという思惑とか人間の黒いところが見えないから全部浅すぎる気もする。
せっかく映画化したんだったら鈴木がメインじゃなくて鯨か蝉をメインに据えてまた違った角度から描いた方が面白かったのではと思うし実写化した意味があるのでは…
これ見て原作読んでない人には読んで!しか言えないのがさらにもどかしい。
私的には☆☆かな。
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