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レヴェナント:蘇えりし者のぴろぴろのレビュー・感想・評価

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)
4.8
ノックアウトされました。
スクリーンで観ないと、映画の価値がおそらく半減するだろう、雄大で過酷で厳粛なスケール感。 そこは夢の中のように神秘的で美しくもあった。 圧倒的な映像の凄まじさにぐいぐい引き込まれた。 観客も、共に未開の地に足を踏み入れたが最後、抜け出せなくなる。
悠久の大自然の営みの前では、人間はなんて傲慢で小さいのだろう。 それでも強い復讐心が支えた生への執着と執念深さの濃さ。
ワケあって動く事も話す事も出来ないディカプリオの瞳が、吐息が、呻きが、台詞がない分 魂とオーラで存分に魅せる、匂いも漂って来そうな神がかった圧巻の演技。
共演陣も皆素晴らしい。
「神に委ねた」後のディカプリオの顔が、「バードマン」ラストシーンを思い起こさせ鳥肌がたった。
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