「ご命令ならば、仕方ありましね」
これにて本作、『たそがれ清兵衛』、『武士の一分』と、藤沢周平の時代劇三部作を全て鑑賞。
どれもハズレなし!お見事!
山田洋次監督素晴らしかったです。
主人公のキャラクター性、男女の関係性、果たし合いの命を受けることや、その他『たそがれ清兵衛』に酷似しているため、既視感が感動をやや薄めてしまったきらいはあるけど、観る順番が異なっていれば、また、本作だけを観ていれば、更に評価したい作品ではあった。
完成度や好みで言えば、『たそがれ』が上をいくが、それ同様、一気に観てしまった。
永瀬正敏さん好きだなー。
耳慣れないハズの東北弁がなんとも心地良く、その方言が逆に当時の綺麗な礼儀作法を際立たせ、彼らの働きっぷりに心が洗われた。
家老が自分の(愚かな)行動を悪ぶれず、恥とも思わずに堂々と口にするのも呆れを通り越して清々しいなw
〈侍走りvs英国式走り〉の徒競走も新鮮で面白かったw
時代劇が苦手な人にも(かくいう自分も)オススメできる珠玉の邦画でした。