裏ハンガーゲームという感じ。
『パージ』がインベージョンスリラーとしてイマイチだったからかはわからないが、今作は「パージする組織とかチームとかあったら面白そうだし、一夜限りの怒りのデス・ロードが観たい」という僕の夢を叶えたようなアクションスリラーに。
前作もそうだったけど映像など雰囲気作りにセンスを感じる。序盤のマスクしたりメイクしたりした明らかにパージする勢が登場する場面の楽しさ。夜になるに連れ緊張と期待感が高まる。加えて今回は復讐ものというまた僕好みのジャンルでもある。「パージなんかするヤツらが普段平和に過ごしているのか？」という前作からの疑問は解消されないが、監督のシリーズへの愛が伝わってくるのもいい。
でも好きだからめちゃくちゃ面白いとは限らなくて、今作も楽しめたが、展開も平坦というか想定の範囲内だし、キャラクター描写が雑に感じるので緊張感は薄い。ちなみにハンガーゲームよりは好きです。
