困ったちゃん

やさしい人の困ったちゃんのレビュー・感想・評価

やさしい人(2013年製作の映画)
4.0
久しぶりのヴァンサン・マケーニュにニンマリが止まらないと思ってたら、飼い犬のワンコ登場で絶頂悶絶。たまらん♡

ヴァンサン・マケーニュについては未だに「女っ気なし」でみられた頼りなくて不甲斐ない奥手な主人公を個人的に引きずっていたものだから、謎の人物からの“ロリコ◯野郎”メールを送りつけられるような今作の主人公には正直なところ少々引き気味…。それにしても感情の盛り合わせ的な表現はなかなかのもの。

昔はイケてたミュージシャンのマクシムが、雑誌記者のメロディと仲良くなり盛り上がっていく前半。♪君の全ては僕のもの〜(※多分)って作詞作曲してるとこはもはや恐怖映像。

そこから急勾配を下っていくような後半はヤバくて不安でしかないのに、ラストは意外な人が“やさしい人”となり寄り添うことで安心感を得られる。しかしワンコの“復活”が自分的に一番の安心ポイントだった。
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