haru

4分間のピアニストのharuのネタバレレビュー・内容・結末

4分間のピアニスト(2006年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

刑務所でのクリューガー先生によるピアノレッスン。

もはやおばあちゃんの域に達している何やらワケあり風のクリューガー先生。彼女は殺人の罪で服役中のちょー野生児ジェニーにピアノの才能を見いだし、特別レッスンをしながら二人の師弟愛が育まれるお約束な展開…なのだが。
ジェニーちゃんがとにかく暴れん坊です。ピアニストって繊細ですぐ寝込む系じゃなかったの?そんなボカスカ暴れちゃって(しかも強い)指大丈夫?ってくらい、常時感情を爆発させてます。そんな彼女の演奏もなかなか激しめ。ついでに過去も激しめ。特にギャップとかなくてそのまんま。
クリューガー先生も負けてないです。見るからに「私厳しいですから!」って感じで、正統派クラシックしか音楽とは認めないわよ!っていう非常に格式ばった方。とにかくこの二人あらゆる面で真逆。なので当然衝突しまくりなのですが、それだけにラストの二人の行動がグッときました。二人がお互いを認めたっていう。そーゆー人間ドラマ要素に非常に感動いたしました。
ちなみに演奏はストーリーを盛り上げるのに、とっても良い役割を果たしていたと思います。ラストは彼女の演奏により、感動が最高潮に達したので。

ただ個人的には今にも倒れそうなくらい青白い顔した人が細い指で奏でる繊細な音の方が好きかもw
ついでにジェニーがクリューガー先生に会うまで全然ピアノ弾けなかった設定だったらなお良かったかもw
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