ゴロー

自由が丘でのゴローのレビュー・感想・評価

自由が丘で(2014年製作の映画)
3.8
加瀬亮を主演に据え、基本英語での会話が交わされているがそれでもホン・サンス独特の時間の流れ、リズムは健在だった。

本作は特に時間という概念を巡る物語でもあり、時系列がバラバラの一直線上ではない映像を見せられ不思議な感覚に陥る。しかしある意味で、他人の時間は断片的にしか見ることができないわけで、むしろそうした各人各々の時間軸をリアルに可視化しているとも言える。

時間からは逃れられないもは主人公の言葉だが、それが心地よく表現された作品だった。
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