邦題に惹かれて鑑賞しましたが、原題と意味が全然違うんですね。最終的に感情の理解が難しく不完全燃焼感が強く残りました。
誰でも「こんな時どんな感情をすればいいの?」と思う時があると思いますが、悲しみの感情に関しては特に悩む必要も考える必要もなく自然と湧いてくるものだと思います。しかしこの物語での主人公は妻が死んでも悲しくないどころか、悲しみの表情を作る練習までしてしまいます。愛してなかった訳でもないのに何故悲しくないのか、考えながら観るといいと思います。
●あらすじは割愛
家具もトイレも家も思い出も、何もかもをグチャグチャに壊し、その好奇心からくる破壊衝動によって彼(主人公)は何を満たそうとしていたのでしょうか。その分解を望む好奇心は何処から湧いて出たのでしょうか。家族写真などを破壊するシーンは正直胸が痛みましたが、どうもその行為に起因するものが何なのかが、分かったような分からなかったような感じでスッキリしなかったので もどかしかったです。
愛してないけど結婚したり付き合ったりする人もいるんですね。