Hondaカット

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN END OF THE WORLDのHondaカットのレビュー・感想・評価

1.0
20点。色々な突っ込みは皆さんと同意。原作と違うのも別にヨシ。

件の関係者の「じゃあハリウッド映画だけみとけばいい。予算と技術が在る方がいいんでしょ」というツイートからも分かるように、作り手(特に上の方の人達)はかなり気合い入れて最高のジャパニーズ特撮シーンを作れたと思ってるし(実際、日本の特撮という技法の進化系最高峰だと思います)、それを凄く“楽しんで”作ったのだろう。

でも、想いの熱さが何だ。作っ・た・人・の・楽・し・さ・が・何・だ。観る人の多くには「細かい手法」は関係なくないですか?予算を少なくいい画作れてるの関係なくないですか?!大多数の観客がその“楽しさ”に共感できないなら、少なくとも【たかだか技術(手法)】と【予算】に関する発言をメインスタッフはすべきじゃないと思います。

何よりも、物語としてこれ1本で1800円(IMAXなので2000円!)が馬鹿らしいくらい単体で成立してない。ただのオトナの金儲けで前後2本に分けた結果、歪な話運びなうえ死ぬほど面白くなかった。でも、、、(以下ちょいネタバレ)、、、計4時間近く費やして見せられた行動はホントに壁直すって話だけだったのは心底驚いた。

繰り返しますが、見所である巨人や合成などは独特のテイストではあるけど、好きだし、素晴らしい仕事でした。特撮は〜という文脈で語られがちでアンチCGみたいだけど、あんだけ日本のCG分のお歴々をエンドロールに並べて…皆さんとても苦労したろうし良い画でした。
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