尾崎きみどり

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女の尾崎きみどりのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

期待しないで観たら結構面白かった。でもトムクルーズが主演じゃなかったら観なかったと思う。王女役の人キングスマンの義足カンフーガールだったのは嬉しかった。相変わらず綺麗だし身体能力すごい。トムさんがゲスな役をやるって新鮮だなあと思った。飛行機落下のシーン凄く迫力あると思ったら、本当に飛行機をきりもみ落下させて機内で無重力状態を作り出して撮影してるらしいとか。さすがだぜトムさん!
かの有名な二重人格博士(モデル・ジョンハンター先生、職業:解剖魔)出演とはお釈迦様でも思うめえ。この博士が良い味出してる。善悪とは何か、ということを明示するにはうってつけの人物だと思った。
あとこの映画を観て何だか懐かしい気分になったのは何故なんだろうと思っていたが、エンドクレジットが流れた時に気付いた。これって毎年夏休みにテレビで観てたB級映画の薫りがするんだ、と。つまりザ・マミー=キョンシー映画・・・。
設定がちょこちょこ納得いかないところがあった。
主人公とヒロインの考古学者との間にそんなに深い関係があるとは感じられなかった。伏線もあんまりなく、主人公が命を掛けてまでヒロインを助ける必然性が感じられなかった。それと、襲ってくるミイラもミイラっていうよりゾンビみたいでちょっと肩透かし食らった。そりゃ乾いてるものを水につけたらズルズルになるだろうけどさ。
また、王女の設定も甘いように思えた。ミイラとは死者の復活を期待して施す処置なのに、なんで罪を犯した王女をミイラにしてるのかが分からなかった。(それだったら死体が死神セトによって復活したとかシンパが死体を奪還してミイラにしたとかにすればよかったのにとか勝手だけど思った)
尾崎きみどり

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