なんだか凄い。アニメパートになってから全然話に乗っていけないままでした。こんな作品は久しぶり。
文章にしてみて自分の中で整理したいので、以下ネタバレします。
お話は分かるんです。
前半の実写バートでのハリウッド批判CG批判も理解できるし、後半のアニメパートに描かれる階層社会も近未来デストピアものにはよくある設定ですよ。
後半、アニメパートは未来世界の表現として始まるのですが、途中から心象世界を表していることが明らかになります。つまり、アニメパートが進んでいる間も肉体は実写パートで行動しているわけです。
しかも、アニメパートもいくつかの話が同時に進んでいて。
つまり、今はどういう状況なのか?
スクリーンに映っているサイケデリックな映像の裏では何か行われているのか?を、追いかけきれなくなってしまい、
スクリーンで感動的なことが起こってもなんだか納得しかねるのです。
少なくとも、自分には。
ラストシーンにはなるほどと思わされましたし、
途中で流れるロビンライト自ら歌うボブディラン"永遠に若く"が美しいので、後味はなかなか良いのです。
結局、馬鹿な自分には理解しきれない
かといって嫌いではないなーんか変な作品です。