Yukiko

高慢と偏見とゾンビのYukikoのレビュー・感想・評価

高慢と偏見とゾンビ(2016年製作の映画)
3.8
2020年11月16日
『高慢と偏見とゾンビ』  2016年制作
監督、バー・スティアーズ。
この監督さんの『セブンティーン・アゲイン』(主演:
ザック・エフロン)が人気のようだ。

18世紀、イギリス。
謎のウイルスが蔓延し、人々は感染し、ゾンビとなって
他の人を襲っていた。
ロングボーンに住むベネット家は、両親に5姉妹の
7人家族。
5姉妹は中国で武道を習得し、日々ゾンビ退治を
していた。
ベネット家の隣に、ビングリー家が引っ越してきて、
次女エリザベス(リリー・ジェームズ)らベネット姉妹は、
舞踏会に招かれる。
そこには、英国陸軍大佐でビングリーの友人のダーシー
(サム・ライリー)も来ていた。


まさかのリリー・ジェームズさんがアクションをやっている!
お胸ポロッ!?がふくぶくしい。
食い入るように見てしまう👀

ゾンビ映画は苦手だ。
鑑賞にちょっと苦痛を感じて・・・
でも、リリー・ジェームズさんがアクションやって頑張って
いるのだからと、最後まで観る。

高慢なダーシー。
偏見で目が曇っていたエリザベス。
そして、ゾンビ!!
ダーシーもエリザベスもゾンビ退治に余念がない。
が、この映画はダーシーとエリザベスの恋愛映画だ。


この映画は、セス・グレアム=スミスが
ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』(1813年)を
下敷きにして書いた小説「高慢と偏見とゾンビ」(2009年)
を原案としているとのこと。

ところで映画ではベネット家の母が、娘を裕福な求婚者
に嫁に出そうとしている。
これは、限嗣相続制の原因による。

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<限嗣相続>げんしそうぞく

相続方法を限定する制度。
親族内で相続の順位を定め、不動産などの財産が売却や
贈与で分割されることを防ぐ。
多くの場合、長男を先頭に男系の親族をたどって、たった
1人の男性の相続人がすべてを継ぐよう決められ、女性は
相続できない。
(「ダウントン・アビー」のページから抜粋)

「高慢と偏見とゾンビ」の場合、ベネット氏には息子が
いないため、遠縁の男性1名が相続することが決まって
いて、ロングボーンの家や土地は限嗣相続人である
コリンズ牧師1名が相続する。
長女や他の娘たちは相続できない。
Yukiko

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