やし

キャロルのやしのレビュー・感想・評価

キャロル(2015年製作の映画)
3.2
LGBT系の映画は、鑑賞する度に自分の了見の狭さが露呈することになるので、若干の苦手意識がある。

そんなわけで、その苦手意識を払拭したいし、理解も深めたかったので皆さんの非常に評価の高い本作を鑑賞。


結果、正直やっぱり苦手…というか、皆さんほどの高評価はつけられないけど、今まで観た同系の作品のなかでは嫌悪感もなく、一番すんなりと観ることができた。


なんでだろう。。


理由は分からないけど、単純に恋愛映画として観ることができた気はする。

二人の女優さんが綺麗だからということだけでなく、彼女らの表情から、とても真剣に自分の気持ちと相手に向き合っているのが分かったし、今まで観た同系作品のような違和感が全くなかった。


とはいえ、ただの恋愛ものとしての魅力は感じたけど、同性愛ならではの複雑さ、奥深さはまだ分からなかった。

自分もまだまだだなーと思う反面、プラスで考えれば、そういえば、本作では「同性愛」という言葉は出なかったような気がするし、それが制作陣の意図するものだったのであれば、本作を同性愛の恋愛ものでなく、性別はさておき、"ただの恋愛映画"として観て欲しいという思いがあったのかなと。


自分に都合の良いように捉えすぎ?


なんにせよ、とても純粋なラブストーリーでした。
そして、二人がお互いを見る瞳、素敵でした。



髪型やファッションのせいか、ルーニー・マーラの方が個人的にはタイプなんだけど、ケイト・ブランシェットは本当には綺麗な女優さんですね。
というか、それだけでなく、この人雰囲気がありすぎて、2千年ぐらい生きていそうだ笑
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