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キングスマンのdadaのレビュー・感想・評価

キングスマン(2015年製作の映画)
4.5

やっぱり、スーツ着よう♪
アパレル業界がこぞって協賛したい映画⁉︎
マシュー・ヴォーンは、どうしてもキックアスの監督という前置きが付き、それと比較されてしまうのだろうけど期待を裏切ることなく、またしても記憶に残る名シーンをぶっ込んできた。
正直、中盤まで悪い意味でこれはヤラレタか⁉︎と疑心暗鬼に苛まれましたが、それは嵐の前の静けさでした。その後は前代未聞のシーンが連発します。あのコリン・ファースの暴発ぶり、ポップなミュージックに乗って起こる数々の暴力。もう、あれですね、あれ。ギャップと絶妙なアンバランス。
そして、何と言ってもサミュエル・L・ジャクソン。ファンキーとググッたらサミュエル・L・ジャクソンが出て来る日は近い⁉︎バッドボーイスタイルが最高であの声がオンリーワンの悪役を完成させている。

そして、ジェニファー・ローレンスを抜擢した眼力は今回もニューヒーローを生み出した、タロン・エガートンは来る‼︎
偶然だろうけどミッションインポッシブルと007の谷間に上映というのがまた、GOODタイミングだ。

おバカだけど決して単純ではない(はず)。
映画にはユーモアが必要だ、すなわち人生にもそれが必要でそんな事を再認識させてくれる映画でした。
エンドロール前のメッセージは、映画とのギャップのせいもありジワジワココロに沁みこんで来る。やっぱり、マシューはおバカなだけじゃないんだ!

災害警報で携帯電話が鳴り響く現代、サミュエル・L・ジャクソンに牛耳られる日はそう遠くない、そんな不安(と言いながらちょっとワクワク)を覚えながら映画館をあとにしました。
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