贅肉

クライム・ヒートの贅肉のレビュー・感想・評価

クライム・ヒート(2014年製作の映画)
3.5
糞詰まりの日常から誰もが抜け出そうと抗っている。狭小な場所(都会の隅っこ)でのゴタゴタ話だが人々の暮らしが色濃く浮き上がっており不思議と窮屈さを感じさせない世界の広さがあった。暴力を行使した結果として愛する女性から断絶される「ドライヴ」と暴力を行使した結果として愛する女性から拒絶されるも最後には途絶えたと思われた関係に仄かな希望が差す「クライム・ヒート」。対称的な関係にあるネオ・ノワールだと思う。乾いた暴力も抜群。
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