このレビューはネタバレを含みます
〈 神戸連続児童殺傷事件 = 1997年に神戸市須磨区で発生した当時14歳の中学生による連続殺傷事件。少年が名乗った名前から『酒鬼薔薇事件』とも呼ばれる。〉
母親は、2001年に「少年Aこの子を産んで」という著書を出版。
出所後32歳になった少年Aは、2015年に「絶句」を出版。
映画としては、学校内での銃乱射事件から始まるが、美しい音楽シーンをベースに、全体的にわりかし軽めで感動的ですらある。
劇も中盤にさしかかり、実は自分たちが今まで観ていたものが、思っていたものとは全く違う作品だったと気づくことに… 。
ふだんTVや新聞の報道でしか知らないボクらは、どちらかと言えば、たぶん〝墓石にペンキで落書きする側〟なのだと思う。
映画のようなものにかぎらず、深い「闇」や「狂気」が垣間見えるものには…
出来ることなら、あまり近づきたくない。