ペルシャ猫

グランド・イリュージョン 見破られたトリックのペルシャ猫のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

前作に引き続き、何故2も観たのか、正直自分でもよく分からない、、、

1作目と比べ、物語の展開が多少複雑になり、前回の黒幕であったディランの背景まで描写されていた。

ディランの父親とグルだったものの、表面上では敵対関係として演出していたサディアス。前作からずっとサディアスのスタンスが上手く掴めず、どっちつかずの感じに少しイライラしていた自分がいたのでこのネタバラシには納得。

ずっとディランはトリックに失敗して亡くなった父のことをサディアスはほくそ笑んでいると思っていたが、彼のことも、彼が導こうとしたホースメンのことも陰ながらにサディアスは応援し、導いていたというオチ。Great Pretenderを先に観てしまったから、私にとってはあっちがオリジナルとして頭にインプットされてしまったから、まぁ、そうだろうなぁ、という感想しか出てこない。みんな導くの好きね笑

そして東洋人をエキゾチックでミステリアスな立ち位置として演じさせることに違和感を覚えた。だいたいこの手の東洋人は皆んな怪しいものを売っていて、真理を掴んでいるが出し惜しみをするかのようにぽつりぽつりとしか大切なことを言わなくて、もうステレオティピカル過ぎて、はぁぁ、ってなってしまった。

あと、主要キャラであるホースメンメンバーの女性が前回から変わったことが少しだけ気になった。ダークナイトシリーズでバッドマンの彼女役が変わった時の違和感を思い出した。何か事情でもあったのかなぁ。今回の女性は技も確かな上に仲間や敵を煽ったり、程よく子生意気で良かった。終始ケイティペリーに似てるなぁと思いながら観ていた。

ダニエルラドクリフの小並感が否めなかった。噛ませ犬ってやつでしょうか。ちょっと貧相で、でも敵役なので滅茶苦茶煽ってくるが、最後はまんまとしてやられる感じ。

まぁ、今回も水戸黄門並みの安定感だった。ここでいう安定感は裏切られた!!という感覚ではなく、あーはいはい、って反応してしまうことである。

あと絶対ディランの父親生きてるでしょ!
なんか3作目まであるっぽいが、絶対に出てくる気がする。むしろこの予想を裏切って欲しい。なんだかんだ観るのかもしれないな。これがマジックだったりして。