ペルシャ猫

ワンダーウーマン 1984のペルシャ猫のネタバレレビュー・内容・結末

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

ふつくしい.....

前作は観たことがないが、そんな私でも十分に楽しめた。何よりI MAX で鑑賞したことで作品をより楽しめたと思う。臨場感って言葉だとチープに聞こえちゃうけど、音とか躍動感とか凄かった。

冒頭のアマゾネス?の大会でガタイの良い女性戦士たちがノソノソと重量感のある動きで競い合うのは観てて単純にかっこよくてすごいワクワクした。
強い女性に弱いのでツボにハマった。

強くて、仕事もできて、スタイルが良くて/美しくて、愛する人とまた別れることになっても人類を救うことを優先する、模範的スーパーヒーローの主人公。一言で言うと完璧。こんな現実離れしたような特徴を持ち合わせてるのに反感を感じるどころかいつまでも観ていたいと思ってしまった。多分、アイアンマンとかスーパーマンなどが大好きな男性たちってこんな心情なのだろうな、とようやく理解したのだと思う。女版スーパーヒーロー。

だからその分、出てくる彼氏は聞き分けが非常によろしくて彼女のことを第一に考えてくれる、まぁ、都合がいいというか、ジェンダー論に持ち込むとキリがないけど、まぁ、女性にとっては理想的?に捉えられるような性格をしていた。これを男性陣が不快に感じるのかは私には分からない。

敵の目的意識とか、やっつけ方とか、所々”???”ってなることもあったけど、そこに囚われ過ぎず、個人的この映画は女性が活躍しまくるヒーローものとして意義深く感じたので大丈夫だった。寧ろ、今まで全然ハマれなかったこういった類の映画に対して、女性が主人公として活躍してくれたことで初めて楽しいと思えた/そう思わせてくれたことが嬉しくて、それだけで満足した。


※成仏レビュー