あんまり似てないトム・クルーズモノマネが僕の中で定評のあるコメディアンなのに最近すっかりなかった事にされてるエリック・バナさん主演の陰謀系サスペンスですが、無駄にシリアスな展開が少々勿体無い気がする映画でしたよええ。
しかしこれね、テロ発生時におけるイギリスの特殊な司法制度がとても分かり辛くてですね、久々にこれほどまで状況把握がとてもし辛いのを観ました。
現実的なストーリーも全然嫌いじゃないのですが、そもそもの作り話をノンフィクションの如く物凄くシビアにしてるものだから、実際に起こった事件の再現映像みたいです。
(但しそれなりに人は死ぬ)
でも映画ですからね。もう少し色々盛り込んだ話にしても良かったのではないか。
"元祖ハルク"エリック・バナさんとレベッカ・ホールちゃんの演技はやたら迫真だっただけに、余計に煽るだけ煽っただけのシナリオが残念でなりません。
ただイギリスの法廷ではお馴染みの、音楽教室に飾ってある音楽家の髪型みたいなカツラを被った2人をコマ単位で切り抜くと、若干間抜けなギャグっぽいので、そういうキャプチャ職人の方にはネタとしてそこそこオススメ出来ます。