ミーハー女子大生

ストレイト・アウタ・コンプトンのミーハー女子大生のレビュー・感想・評価

3.2
【あらすじ】
1986年、カリフォルニアのコンプトン。
アメリカ屈指の犯罪多発地域として知られる同地に暮らす、アイス・キューブ(オシェア・ジャクソン・Jr)、ドクター・ドレー(コーリー・ホーキンズ)ら5人の若者はヒップホップグループN.W.A.を結成する。
危険と隣り合わせで、先の見えない毎日を強いられている不満や怒りをビートとリリックに乗せて吐き出す彼らのサウンドは、瞬く間に絶大な人気と支持を集める。
しかし、名声を得た彼らに社会からの偏見や仲間の裏切りといった苦難が降り掛かる。

アイス・キューブやドクター・ドレーら、大物ラップアーティストが結成していた伝説的グループN.W.A.の軌跡に迫る実録音楽ドラマ。
カリフォルニアの中でも犯罪発生率の高いコンプトンで、彼らがラップで成功をつかんでいく姿を追い掛ける。

【感想】
80年代コンプトン。
イージー・E 、ドクター・ドレー、アイス・キューブ、MCレン、DJイエラの5人からなり、ギャングスタ・ラップで成功を遂げたN.W.A。
その盛衰を描いた青春物語である。

彼らの若い時代を演じる役者がそれぞれ強烈な個性を放ち(アイス・キューブに至っては本人の息子だからなあ)そっくりさん風も含めて楽しめる。
音楽は言うまでもなく胸に来る。
そしてロス暴動のニュースなどもうまく絡めて、彼らの過激さも伝わってくる。

しかし、それは彼らを”知ってる”から面白いのであって、映画的にはやはり平凡。
実話だから仕方ないのだが、よくある音楽バンドの隆盛とメンバーの脱退。
そしてよくある悪いマネージャーの存在。
金銭がらみのトラブル。
ありがちな脚本の枠を出ず残念。

ポール・ジアマッティはお得意の役どころ! シュグ・ナイト怖っ!!

ストーリー 3
演出3
音楽4
印象3
独創性4
関心度3
総合 3.2

26/2023