とり

追憶と、踊りながらのとりのレビュー・感想・評価

追憶と、踊りながら(2014年製作の映画)
4.0
ひとりぼっちの映画

ひとりで生きている人、ひとりで生きていこうと考えている人にすすめたい
美術が好きな人にもすすめたい

テンポがすこぶる悪い
会話に通訳を挟むためさらに悪い
あらすじを知ってると時間が長く感じる
あらすじを知らないとストーリーを把握するのに疲れる
映像がぎこちなく、ノリきれない箇所がいくつかある
詩的なセリフが多く、行間を汲み取れないと苦労する
最後の最後でやはり詩的なセリフでストーリーを締めにかかるので、置いて行かれるとあっという間に終わってしまう
雰囲気で押し進めている感が否めない
ミュージッククリップを引き延ばして映画にしたような印象
もろもろ含めて(-1)

それでも個人的に、心が揺れたので(+5)をつけたい
いろいろな意味で弱い人がたくさん出てくる
その中で、感情移入する人物を見つけられた人は高く評価すると思う

映像や美術は特に素晴らしい
すべての役者がその役目を果たしている

頭の中に街の地図が描けたらよかったと思う
リチャードがうろうろする予定の近所と、まだ見ぬバスのあたりまででもいいので
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