とびん

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスのとびんのネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

マーベルの続き。
と同時にガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの続編。

正直、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーはあまり好きじゃないと初代から思っていたが、やっぱり好きじゃなかった。
オープニングはおしゃれなんだけどね、それくらいかなあ……。
まずキャラが好きじゃないのよね。
宇宙のはみ出し者というのはわかるが、そのまんまで他の魅力がない。
例えば、『虎狼の血』の役所広司は警察の中では逸脱している存在だけれど、自分の中にある信念を貫いたり、粗雑さの中にある男らしさに魅了されたが、そういったものが主人公を含め、いるものがいない。
ヒロインに関してはもう嫌いだしな。あいつなんなん?
主人公に好意持ってるなら持ってるで素直になりなさいよ。
言葉の伝え方も下手だし。久しぶりの親子の再開なんだから、もっと他にいい言い方ないのか? まあ、繊細な人たちじゃないから、直截的にしかいえないのはわかるけど、それも魅力に変えるのが必要だと思った。
不器用なのはいいんだけど、そこが悪い意味で目立ってしまっていた。そして、その不器用な言葉で妹やヨンドゥの仲間たちの心が揺さぶられるため、なんだか安っぽく見えてしまう。
それとは別に演出に関しても少し古くさいというか……。
昔風の演出が多いように感じた。
そこもセンスが合わなかった。
クルートの言葉をなぜか翻訳できるところも好きじゃなかった……
笑うところなんだろうけど……。
ヒロインの妹に関してなんだが、あんなに殺すことに躊躇なかったのにいざとなったら殺さないんかい。
憎悪の中にも愛があるというのはわかるが、その『愛』の部分を少しでも伏線として出してくれれば納得できたんだけど。
急に殺すのやめたから、納得より疑問のほうが勝ってしまった。最後のハグのシーンも。
どういう情緒で生きてるんだ?
この映画の主役はピーターではなく、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー自身が主役の映画だなあと感じた。
あと、クルートは小さくて可愛かった。
とびん

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