このレビューはネタバレを含みます
視覚障害者の日常を「感動ポルノ」にしていない。
学生も先生も「個人」として丁寧に撮影されている事に感動しました。
先生の付き添いで、校内の様子を教わりながら歩く女の子。
階段や場所を覚えるのに一生懸命になりながら、でも冒険心一杯の様子。
それをずーっと追いかけて写される映像を見ながら
「私自身こんなに長い時間、視覚障害の方と向き合った事なかったなぁ。」と気付いてみたり。
障害を持っているから不幸。
障害を持っているから聖人。
こんな価値観を木っ端微塵に吹き飛ばす。
淡々と写し出される映像の「迫力」をものすごく感じさせられた映画でした。
福祉関係に携わる人、必見の映画だと思います。(^_^)