ぴろぴろ

パレードへようこそのぴろぴろのレビュー・感想・評価

パレードへようこそ(2014年製作の映画)
4.2
人と縦に繋がったり横に繋がったりしながら生きて行くのが人生。 職業、性別、きっちりきっちり縦に線引き出来るほど単純ではない。 みんなhand in hand 横にも広がって生きるのも良いじゃない‼︎ 縦と横の絆の糸で、大きな一枚のユニオンジャックは出来ている。

これ、すごく良かった。 今やファッションや音楽の発信地であるUK。 レズビアンやゲイといったマイノリティーがUK文化の発信源の1つなのは誰もが認めるところ。 でも生きにくかった時代もあったのは、最近観たアラン・チューリングの物語しかり、イギリスの映画に度々描かれている通り。 今も差別や偏見がすっかり無くなったワケではないだろう。
そんな偏見を越えて結ばれる、炭鉱労働者とゲイの活動家達の交流と絆の友情物語。 決して順風満帆ではないが、一歩、また一歩と希望が見えて来る展開がイイ。
ディスコって死語⁇ 80年代の懐かしいファッションや、ご機嫌なヒットナンバー(←死語)が作品を彩って盛り上げ、大合唱の感動もあったし、スピーチには温かい気持ちになるし、重くなりがちなテーマを、ユーモラスで軽快に描いたカルチャーの発信地らしい作品。 出ている役者も良かった。
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