このレビューはネタバレを含みます
【気が付いてないだけで、身の回りにあふれている幸せ】
「周りにはかけがえのないものがあふれてる」
世界から電話が消えたら?世界から映画が消えたら?世界から時計が消えたら?世界から猫が消えたら?一見なくなっていいように見えても、それに関わったすべての人の思い出は絶対にかけがえのないものだし、それがなかったらその人の人生がなにもかも変わってしまうかもしれない。
じゃあ、世界から自分が消えたら?
自分が消えても世界はビクともしないし一見なにも変わらず、まるで自分という存在が最初から存在していなかったかのように見える。自分はちっぽけな存在だと実感する。でも自分の家族や友達など大切な人は確実に影響を受けるわけで、それだけで自分の存在意義は十分。
なくなっていい命、人生はひとつもないしむしろ生まれた時に感謝されるぐらい。
最後のシーン「ありがとう。生まれてきてくれて」
授かったこの素晴らしい命を精一杯生きなければいけないと思った。
自分の生きた証、爪痕をたくさん残して生きたいと思った。