超空間コベ

赤い唇/闇の乙女の超空間コベのレビュー・感想・評価

赤い唇/闇の乙女(1971年製作の映画)
4.0
『ロッキー・ホラー・ショー』の如く、新婚夫婦が古風なホテルで、美女二人組に妖しい世界へと誘い込まれてゆきます。
…まぁここでは、ホントに恐ろしいコトになっちゃうんだけどね…。☆ふふふふ♪

「赤」が非常に印象的な、効果的な使い方をされてまして。
ただ、1971年ということもあって、映像的に古い色彩の赤色。
『サスペリア』とはまた違った感じで、美魔女のドレスや、照明、唇、爪の色、シーンの移り変わりに挿入される赤いバック…などが際立ち、劇中全般に渡って、得も言われぬ怪しさに華を添えております。

これと対照的に、新郎の白い部屋着が(居るのはロビーなんだけど)、どうしてもラクダとパッチに見えるんだよねぇ。(笑)

…で、この美女二人。実はヴァンパイアだったりするのです…!☆
美魔女の方を演じるデルフィーヌ・セイリグ、実際は40歳寸前なんだけど、若々しくも貫録のある美貌を放っております。

しかし、なんといってもイイのは、きのこカットの女子。
健康的で艶やかな天使の輪が光ってるきのこカットはイイですねぇ。
それと何より、エロいです。堪りません。…♪
新郎、とうとう据え膳食っちゃいます。☆

一方、美魔女は新妻を誘惑。
夫婦そろって、めくるめく倒錯の世界へと堕ちてゆくワケですね…。

キーワードとしては、やはり
「ガラス蓋」と
「シェー」でしょう。

サラダボウルかと思ったけど、ガラス製のクローシュ(蓋)ですよね?あれ。あんなん顔に被せて人殺せるんや…。初めて見たよ。(笑)

しかし、それよりもやはり、風呂上りのすっぽんぽん絶叫「シェー」!
コレに尽きますぞ!☆ぶはははは

あと、美魔女の黒マントやギンギラギンのスパンコールといったドレスコードもイカしてるね。♪

そして、クライマックスもなかなかビックリというかマヌケというか、これまた思わず笑いが飛び出す仕掛けとなっております。←いや、ホントに飛び出します!ドビューン!!☆(笑)

さぁて…この若き夫婦、如何なる運命を辿るのでしょうか…?
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