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ブリッジ・オブ・スパイのTSのレビュー・感想・評価

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)
4.3
今年一発目の映画館での鑑賞
2016年オスカー最有力候補

まず注意点としては
アクションは一切ないので
ミッションインポッシブルや
キングスマン、007のような
スパイ映画と思い観に行くと
期待はずれなってしまうかもです。

今作は主人公がスパイではなく
冷戦期の米国、ソ連のスパイを
交換するに至るいわゆる
ネゴシエーション映画です。
その点では 杉原千畝 とも
似た節がありますね!

で内容ですが僕は好きでした!
トムハンクスの安定感。
重厚な舞台設定の中で
如何にネゴシエーション
つまり外交が重要なのかを
知らせてくれる実話に基づく物語です。

若干世界史の知識がある方が
良いでしょう。
ベルリンの壁とかも出てきますし。

それにしても冷戦期のスパイとは
側から見れば面白いですね。
この時代、金よりも情報が重要な
こともあります。
捕虜となった1人の頭脳にある
知識が引き出されることにより
大国が危機に陥ることも
十分にありうる、、、
また個人的には
ドイツ語の時には字幕がつか
ないのが面白い。
これは主人公と同じ境遇
擬似体験をさせているのかと。
ネゴシエーションにおいて言葉が
わからないて恐怖以外の
何者でもないですからね、、

まさに重厚且つ素晴らしい作品で
した。オスカー有力も確かに
頷ける気もします、

それにしても最近は実話に
基づく物語が大量生産。
そして興味深いことに実話に
基づいた作品はオスカーに
ノミネートされやすい。
まあ十中八九自分は実話系には
弱いので嬉しいのですが、、

今年のアカデミー賞作品賞、、
自分はクリードが受賞されてほしい
ですが、これも十分比肩しています
ので結果が楽しみです( ^ω^ )

まとめますと、ハイテクな
交渉映画は苦手という方には
オススメできませんが
非常に良い映画でした!
TS

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