前半は映像の美しさばかりに気を取られて何の映画なのかよくわからなかった
ラスト30分で一気に真実が語られるのでミステリーっぽくもあるけど驚きよりも昏い重さばかりがのし掛かる
妻の告白は言葉足らずで明らかに誤解が生じる言い方だった
夫を試したのか、タイトルからすると最後の望みを掛けたのか
ほんとに良くないやり方だと思う
妻の告白に逃避しやがて激怒する夫
なんで妻と話さないんだろうとすごくイライラした
妻の気持ちも身体も蔑ろにするし子どもにも無関心
あえて夫の理解の無さを描いて身勝手な男に罰を与える映画なのか
もし命を復讐の道具にしたのならすごく嫌なやり方
精神が崩壊してたのかもしれないけど母である事も放棄してしまったのはすごく身勝手
「愛がなければ〜」って聖書を読まされてたからキリスト教の逸話に基づく話なのかもしくは家父長制を皮肉ってたのかわからないけど後味悪い
映像のためのストーリーという気もしてきて絵画的な美しさが際立ちすぎていた印象でした
