このレビューはネタバレを含みます
ピンク映画みたいな邦題をつけられていますが、実際は借金返済に奔走する女性教師を描いたサスペンス映画。
無能な夫に代わり、主人公が借金の返済を一手に引き受けるものの、次から次へとトラブルが起こるので、綱渡り的なスリルを味わう事が出来ました。
まぁ、ハラハラと言うよりは、イライラする部分もあるので、人によってはストレスを感じてしまう人もいるでしょうけどね。
基本的には主人公を襲う理不尽に憤りを感じつつも、実は主人公の自業自得な部分もあって、そういう意味ではコメディーでもあるのかなと。
主人公の頑固で正義心の強い性格が、結果的に自分自身を苦しめていき、最終的には正義とは真逆の方向に行ってしまう…。
何とも皮肉な結末だと思いますし、決して正しさだけでは生きれらない、人間の弱さや複雑さを感じる事が出来ました。
投げっ放しなラストがちょっと残念でしたが、サスペンス映画好きなら楽しめる作品かなと思います。
