いの

モアナと伝説の海のいののレビュー・感想・評価

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)
3.8
ベイビー・モアナの愛くるしさに冒頭から摑まれました。真っ直ぐな好奇心と、それに呼応するかのような南太平洋の海。モアナの応援団に速攻立候補してしまいました。折れてしまいそうな細長い棒のような足ではなくて、力強い足。ぷくぷくした手。その造形からして素晴らしい。ココナッツの海賊集団カカモラは可愛すぎて萌え。チンギスとドラムの合わせ技のようなマウイにも当然好感を持つことになります。気持ちの良い映像。最後に女神テ・フィティがあらわれる場面では、その映像の美しさというのか、こうやって表現するに至る制作側の想像力というのか、そういったものに泣きそうになりました。おばあが言う、「村にはこういった変わりもんがひとりはいた方がいい」というような台詞も好きです。日本語吹き替えを夏木マリさんが担っていたことは、エンドクレジットで知りました。満席の映画館。関心のなかった映画だったけど、友人に強制連行されて鑑賞して良かったです🌊
いの

いの