叡福寺清子

戦火の愚かなる英雄の叡福寺清子のレビュー・感想・評価

戦火の愚かなる英雄(2013年製作の映画)
3.2
ドイツ兵殺害犯を明朝5時までに差し出さなければ,村の重要人物10人を見せしめに処刑します.そう宣言されたのは,ルーマニアの寒村でした.犯人の捜索ははなっからする気がなく,有力者達はイプーと渾名されるのおさーんにるよう説得します.イプーさん,一次大戦参戦のおりに頭に銃弾を受け,オツムの方が若干緩くなっていました.犯人になってくれたら,名誉ある葬儀と広場を本名のセオドア広場と名付ける等々,なんとか有力者達はイプーさんをおだてますが・・・

寓話としては興味深いお話でありますが,イプーさんが言ってるほどには白痴じゃないですし,それなりに交渉したりで高低差が少ねぇと感じた次第,刑執行直前の大逆転はさすがに笑ってしまいましたが,その後のイプーさんの行動については賛否がございましょう.私は否定的な立場ですけどねっと.