ねむ

トイ・ストーリー4のねむのレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)
4.5
『あなたのことが大好き!』
切ない。
とんでもなく切ない。。
何から言葉にすれば良いのかちょっとごちゃごちゃしてる。

昔の結婚制度とかこんなんかなーって思ってしまった。
自分の意思とは関係なく嫁ぎ先が決まり、そこで求められている役目を果たすのが自分の生きる意味、みたいな。

それって子どもを産み育て守ることなんだけれど思うようにはいかない。
そもそも『思うように』とは??
『守る』とは??

(元々人形のオモチャが苦手なんだけれど)ギャビーギャビーの気持ちを知って胸が苦しくなった。

誰の人生も同じにはなり得ないんだけど…ずっと想像してた自分には叶うはずのない夢のような人生を送った人が目の前にいたらとりあえず切ない。
そしてその相手が想像してたより幸せ一色!てわけでもないなら もっと切ない。

その心の声は誰の声??
バズの行動に笑っているのに、ずっと自分に問いかけてしまった。
彼らを観ながら感じる気持ちはいつも自分の心を投影してきたなーと、1〜3まで何を思って観たのかも考えた。

ウッディがこれまで強く信じてきた核みたいなものって、誰かの役に立つこと、自分より相手のことを考えて行動することに見えた。
『誰かのため』を自分が選んでるって信じてたようなとこある。
そんなウッディがついにそこから一歩踏み出して(はみ出して?)自分の内なる声と対話した瞬間に立ち会ってしまった。

『あなたにはこうであってほしい』って気持ちがどこかに強くあると、この展開を受け入れにくいかもしれない。ウッディもそうだったように。
受け入れにくいものこそが、自分の中にこれまで存在しなかった新しい選択肢なんじゃないだろうか。

今の生活を疑問に思う時間もなく所属している自分、こだわっていた思いから一歩踏み出そうとする自分。
キャラクターの数だけ自分の中にある人格を感じてしまった。

これは色んな気持ちを知ってしまった大人が子どもと一緒に笑いながらハッと息を飲んでしまう作品だ。

映画ってこんなに面白いものだったか…!
観た時の自分が何を思っていたのか気づく。
そしてそれは来年も5年後も同じかはわからない。
どんどん変わっていくだろう、そういうのってワクワクする。

追記
アニメ(特にピクサー)で子ども連れで劇場が満員、小さな子どものお喋りや『静かにして!』というママの声、ポップコーンをかき混ぜたりこぼしたり、遅れてきて慌ててる隣の人に手を貸したり、そういうの含めて全て微笑ましく思えた。
イライラしなかった。

先日ニューシネマパラダイス観たからなのかな??
誰一人知らない人達とゴソゴソして同じスクリーンを見つめながら笑ってグスグス泣いたりして!

なんかとっても良い。
映画館で観ることの新たな良さを何故、今日改めて強く感じたのかな??