これ、素晴らしいです。
アルパチーノで洋画にハマって、、、
ようやく劇場で彼の出演作を拝めたというだけでも嬉しいのに、まさかの大当たり。個人的には『HEAT』ぶりのパチーノ名作誕生かと。
「高齢期の転機」という内容や、コメディタッチの描写、哀愁、孤独、ふれあい。今年の「グッドジジイ映画」である『マイ・インターン』を観た時と似た高揚感を味わった。
あっデニーロとパチーノじゃん。
俺はパチーノが好きだ！
ポイントは「疲れ」の演技。
この人、シワの一本一本にも魂込めて芝居してる、、、くらいの凄まじい迫力。
大物ミュージシャンの晩年の疲れのそれ、における喋り方・歌い方・歩き方の説得力。
俺はパチーノが好きだ！
ジョンレノンから届いた過去の手紙の存在を知り、けだるい日々をリセットするため、新曲作りと家族孝行に励むダニー・コリンズ。
1番好きなシーンは、新曲披露の小規模ライブシーン。ミュージシャンは新しい事をやりたいのに、ファンは「そんなのいいからあの曲やって！」と無邪気に突き放すあのリアリティが素晴らしい。
あの歳でまた挫折して、それでも立ち向かうダニーがアツかったなぁ。
ど頭で登場する青年期のダニーを演じた役者がアルパチーノにビミョーにそっくりで笑いました。
