Linla

Dearダニー 君へのうたのLinlaのレビュー・感想・評価

Dearダニー 君へのうた(2015年製作の映画)
3.9
何度か観てはいるけど
やはり毎年この時期は
ジョンを想うてしまって
久しぶりに視聴。

あの1980年のあの日は
いつまでも生々しく消えない

1月
ポールの来日逮捕に始まり
12月
ジョンが




5年ぶりの新作が嬉しく
聴きこんでいたアルバム
タブル・ファンタジーも
あれ以来何か封印していた。

ロックスターのパチーノ。

いやいや~この感じは
ロックスターではない。
日本でいう大御所演歌歌手感が強くて、ヒットナンバーの
ベビードール🎶て曲もダサい

せっかくのパチーノが
ちょっと、、、
惜しい感じな下手っぴな演出ではある、、、
でもいいの~!
パチーノは何やっても
どんだけ~な事になっても
やはり私は彼に
病みつきなのだー

実話に基づくらしいがとんと聞いた事無いエピソードだし
最後に登場のご本人も
まるで知らないアーティストだった。

今、この瞬間を大切に
むしろ明日の事より今日さえ楽しければ、、、、みたいな生き方をすると
人は必ずこうなるよ的な
王道のストーリー。
うん、とてもわかりやすい。
自分のような人間には
より強く刺さる程に共感~

でもそのしっぺ返しも
自分なりに受け止め
何ならより楽しもうとする様はやはりパチーノだから
ピ~ンとじわ~っと来る訳で


ジョンあんまり関係ないお話

そっち系を敬遠する方も全然楽しめるし、
日常でまとわりつく人間関係のさまざま肉親、友人、
新たに出会う異性とか、
通りすがりの人々。

あらゆる関わりの中で
無駄な会話など無いって事。
そんなパチーノ演じるダニー

そうそうジョンの曲は
かかりまくります!
選曲もとてもいい感じ。

working class heroに始まり
ヨーコとヨリを戻すきっかけになってしまった、いや
なってしまったは無いか~
エルトン・ジョンとの共演のあの曲も、
最近は実はヨーコがジョンにプレゼントした曲だったというあの有名過ぎる曲も。

ジョンの軌跡が
なぞられているように
展開にマッチしてる

ダイアン・キートンだ~
と思った人が何と
アネット・ベニングだった事に軽く驚く。

ラストの締め方も
ほわ~んと刺さるものがあり


偉大なる、とは
一言では済まされない
ジョンとパチーノが
ほのかに重なる強さと暖かさを存分に感じる。

ジョンもパチーノも
同じ位好きで良かったと
とてつもなく贅沢な幸福感で
いっぱいになれた。
Linla

Linla