舞台は岩手。
昔盛岡に住んでいた事があり
風景や空気感が懐かしかった
東北の開放的、反面閉鎖的な
独特な土地柄が
この作品そのものな気がする
松田龍平のブキミさは相変わらずだけど
綾野剛の純過ぎる危なっかしさに何とも言えなく
不安にさせられてしまう。
知らない事や
知ろうとする事って探る事で
ある意味期待や疑惑が伴う。
風景ののどかさと
綾野剛のこれみよがしな
パンイチの美しさに
ホッとしてはいけないー
静かて暗くて淡々としているけど、最後まで解けない緊張
訳のわからない突然のヘビや
まくしたてる職場のおばさん
日浅(松田龍平)の父、兄。
自分とか関わりの無い人物達から聞かされる人物像と
知っているはずの人物像が
かけ離れていく喪失感。
だけど
自分だけ共有した彼との時間もまた確かな真実。
あれって何だったんだろー?って思う人っていたな~
それってなぜか若い頃によくあった気がするが、、、
そんな事を思ったりした。
紛れもなくそれは
日浅(松田龍平)のせいだけど
終始ざわざわする作風が
変に心地良い不思議作品。
國村さんとヤスケンの見事なあてがわれようも素晴らしい
あ、中村倫也もー