Linla

バルカン超特急のLinlaのレビュー・感想・評価

バルカン超特急(1938年製作の映画)
3.8
バルカン、、、
男性化粧品で確かA・ドロンがCMしていた記憶。
昔は〇〇ボウや〇〇堂のCM
がテーマ曲、起用される方達もオシャレだったなあ~
としばし遠い目、、、

これ公開1938年ですかー!
J・レノンがまだ
おたまじゃくしにもなってないよ?とか、そんな位にしか
想像つかない時代の作品。
それを思いつつ
今観ても楽しめるって、、、
ヒッチコックの偉大さを思う

汽車に共に同乗し他の客とも
会話までしていた老女が
忽然と消え、探すヒロイン。
だが
誰もそんな老女は見ていない
という。
事件性を疑うヒロインだが
乗車前に頭を打っているので
一時的に記憶が混濁しているだけだだという医者まで現れ益々向きになるヒロイン。
たまたま知り合った男性と
捜索開始するが、、、、
というお話


いやいや~
頭上に鉢植えが落ちてきたからって、よってたかって
記憶障害扱いて、、、
ちょっとお気楽さはある。

町並みの風景がミニチュアを使っているのもわかりやすく
逆に頑張った感が微笑ましい

電車内のシチュエーションて
映画としてかなり好きなので
ワクワクしたのだが、
なかなか汽車に乗らない、
という前フリがちょっと長い

ヒロインと行動をともにする男性に嫌悪感を示しながらも
ラストには、、、とう展開は
A・ヘプバーン作品でも
あるあるなパターンでわりと嫌じゃないけど。

そう、ラストがちょっと雑。
あれもこれもを
一気に見せられた感じ。


要の人物に老女をもってくるのはなかなかセンスがあるし
オチが意外過ぎて驚きか!
ずっと口笛吹いてなきゃいけないんですよ~
何だそれですよねー
ヒッチコックはそんなつもりじゃないのかもしれないけど
コメディ要素もあったりして
こんなのもっと観たい!
ってなってしまう病みつき感
それが
ヒッチコック作品の独特!
Linla

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