ヴァンダム

スノーデンのヴァンダムのレビュー・感想・評価

スノーデン(2016年製作の映画)
3.7
アメリカの機密を世界中に暴露したエドワード・スノーデンの苦悩を描くサスペンスドラマ。

ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演
監督は巨匠オリヴァー・ストーン

今ある監視社会はテロを未然に防ぐためにはある程度必要なことかもしれないが、どんどん最初の目的がずれていき国民の為ではなくて国家権力の為に使われ国家に全てを監視される今目の前にある危機感は他人事ではない恐ろしさを感じる。

この映画はスノーデンがなぜアメリカ政府に疑問を持ちアメリカの秘密をなぜ暴露したのかその動機をメインで描いてる。展開はゆっくりでも緊張感溢れるエンターテイメント映画としても楽しめるのはさすがオリヴァー・ストーンだと思う。

キャストが何気に豪華で脇役でニコラス・ケイジが出てたりメリッサ・レオ
トム・ウィルキンソンなどが出演していてこのキャストを観れるだけでも楽しめる。

ただスノーデンの起こした事件を最低限知らないと少しキツいかも知れないしダレるところが何回かあった感じた。

スノーデンの払った犠牲はとてつもなく大きいハズなのに、彼は後悔してないのは凄くて、何も知らない国民達に知ることの大切さ、選択させる大切さを問いかけたと思う。
彼は英雄ではないけど彼の勇気は凄いし人間を信じる気持ちには嘘はないと思うし彼は良くも悪くも世界を大きく動かしてしまったのは間違いない。

彼はもう元の生活には二度と戻れないだろうが安全か自由かの選択を国民に選択させるきっかけをスノーデンは世界に知らせてくれた、国が変わるかどうかは国民の選択次第だと思う。
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