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ジャスティス・リーグのbeachboss114のレビュー・感想・評価

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)
4.0
「マーベルに対抗してる」というより、「Xメンとカブってる」と言うべき。

巷で言われているほど悪くはない。どこまでのものを求めているかによる。そもそも、目から赤いビーム出すような連中の話にリアリティーもへったくれもあるかいな。

深みがあればなおよろしい、というだけで、そもそも深みが必須なのか?って話。あとは、好き嫌い。

信長・秀吉・家康とか、坂本龍馬や西郷どんを誰が演じるか、どういうキャラ設定にするか、ってのと同じ。

で、以下、あるべき姿や何やかやを、好き嫌い基準でツラツラと。

まずは毎回しつこく言うけど、ベンアフがダメ。演技やスター性以前に、バットマンとしてガタイ自体が許せない。あれじゃ、コウモリじゃなくてイノシシ。飛べないし舞えない鈍重バットマン。誰かにヒモで振り回されてる重りみたい。軽やかさや華麗さや品格が微塵もない。何より黒くてダークな美しさが全くない。

全くないと言えば、執事感皆無なアルフレッド。単なる初老のオペレーター。

割と簡単に生き返ったスーパーマン、前作の騒ぎは一体何だったんだ。しかも、相変わらず人相悪いし、感じ悪いわ。

ワンダーウーマンの見せ方がスケベ親父目線。胸元の強調とかケツをナメるカメラアングルが。とはいえ、毎回あのダダダダンダンダンダダンダンダンとしたテーマ曲と女神降臨な仰角ショットにはテンション上がる。

誰か知らんし、よう分からんけど、何かと便利なサイボーグ。でも、単独主役の映画にしたら、撃沈するのは必定。

この座組では、どうしてもコメディリリーフになってしまうフラッシュ。これはこれで悪くない。

飲んだくれの漁師にしか見えないアクアマン、陸地が舞台だとやむを得ないか。

あと、やっぱ、いじめられっ子のルサンチマンでしかないレックス・ルーサー、ダメダメです。ユーモアセンスも余裕も底知れぬ恐ろしさも何も感じない。Z世代のIT長者みたいな薄っぺらさ。引退したとはいえ、齢90過ぎても1人で買い出しに出かけてハンバーガー片手にハンドル握って運転してる姿をパパラッチされてたジーン・ハックマン師匠を引っ張り出してきた方が遥かに盛り上がるはず。

というわけで、次は4時間のザック・スナイダー版をどうするかだが、一旦休憩。

とにかく、オススメの鑑賞順は公開順ではなく、マン・オブ・スティール➡️ワンダーウーマン➡️アクアマン➡️フラッシュ➡️バットマン対スーパーマン➡️ジャスティス・リーグ、かな。それぞれの続編は後回しで。
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